上嶋大輔コロナPCR補助金詐欺未遂|お部屋探しの【いえ~る】顧客情報悪用かYELL合同会社代表安藤陽平逮捕

東京都の新型コロナウイルスの無料検査事業で、件数を水増しして補助金をだまし取ろうとした容疑で逮捕された上嶋大輔(かみじまだいすけ)容疑者。
同時に逮捕された安藤陽平(あんどうようへい)容疑者が代表を務める不動産会社の顧客名簿が悪用された可能性が指摘されています。
さっそく見ていきましょう。
1.今回の事件とお部屋探しの【いえ~る】の関連は?
報道によると、上嶋大輔容疑者が社長を務める大洋商事は、都内4カ所のPCR検査場の運営業務を4法人に委託。
4法人の従業員らのつばや水を入れるなどし検査を不正し、不正検体を大洋商事側が回収し、それを元にうその実績報告書を作成していたという。
その4法人の1つとして名前が挙がっているのが、不動産販売「YELL合同会社」となります。
「YELL合同会社」が展開している店舗がお部屋探しの【いえ~る】です。
今回の詐欺事件で使用されたPCR検査の申込書に記されていた氏名や住所などの多くは、この不動産会社の顧客名簿にあったとされ、個人情報流出の可能性が指摘されています。
2.YELL合同会社とは?
2-1|実店舗お部屋探しの【いえ~る】
上嶋大輔容疑者と共に逮捕された安藤陽平容疑者が代表を務める不動産売買会社。
東京と神奈川に「お部屋探しの【いえ~る】」を展開している。

店舗を構えている為、お部屋探しなどで気軽に立ち寄り個人情報を渡してしまった人も多く、不正利用への不安が高まります。
2-2|YELL合同会社の個人保護はザル
YELL合同会社のホームーページを確認すると、プライシーポリシーの明記があり、基本方針だけでも5箇条に渡り、誠実な個人情報の取り扱いについて宣言がされています。
しかし、実情は詐欺行為への悪用と言うずさんな現実。
日常の様々な場面で個人情報の提供があり、こういったプライバシーポリシーの提示がなされますが、こういった実情を見ると本当に恐ろしくなってしまします。
3.逮捕者は合計6人
3-1|主犯格上嶋大輔容疑者の豪華な生活
今回の詐欺事件の主犯格は東京都渋谷区の貿易会社「大洋商事」社長上嶋大輔(かみじまだいすけ)容疑者。
近隣住民の話として、
高級車といわれる車を短い期間に何台も乗り継いでる。
ちょっとおかしいなと思った。

などの声も聞かれるなど、カナリ羽振りの良い生活をしていた様子も目撃されています。
3-2|計6人逮捕!
今回の補助金詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、上嶋大輔容疑者ら合計6名に上ります。

川崎市多摩区
事件の主犯格。東京都渋谷区の貿易会社「大洋商事」社長
「大洋商事」従業員

東京調布市の会社員

世田谷区の会社員
東京墨田区の会社員
逮捕容疑は共謀して昨年9月、架空の検査実績を都に報告し、補助金約5億3000万円をだまし取ろうとしたとされる容疑。
2022年11月までに約17万件の検査実績を東京都へ報告し、12億8千万円の補助金を申請していたと見らています。

不正疑いの情報をつかんだ警視庁が都に知らせ、補助金は交付されなかった。
捜査2課は6人の認否を明らかにしていない。