【本当に泣ける台湾映画】聴説 hear me あらすじ&キャスト紹介

聴覚障害を題材としたドラマ【Silent】が毎週泣けると話題ですが、同じく聴覚障害を描いた台湾映画【聴説 hear me】

普段ドラマや映画で泣くことが少ない筆者が嗚咽を漏らした感動作。

引用元:Twitter

2009年度台湾興行収入1位に輝いた本作品も【Silent】同様に日々の不自由な生活についてだけでなく、健常者との恋愛や世間からの偏見などの実情にも触れています。

ストーリーの大部分は手話が用いられ本当に静かに進みます。表情や感情が豊かに表現され、台湾映画ならではのほっこりしたシーンが涙を誘います。

障害の有無に必要以上に焦点を当てるのではなく人間性がしっかりと描かれた素晴らしい作品です。

さっそく見ていきましょう。

目次

1.【本当に泣ける台湾映画】聴説 hear me <基本情報>

タイトル:聴説 hear me
原題:聴説 hear me
製作年:2009年
時間:109分
監督:鄭芬芬(チェン・フェンフェン)

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2.【本当に泣ける台湾映画】聴説 hear me <あらすじ>

デフリンピック出場を目指し水泳選手として日々トレーニングに励む聴覚障害を持つ姉小朋(シャオポン)のため、食事にも困る苦しい家計に不満ひとつ漏らさず、連日プールに通い笑顔で姉を支える妹の秧秧(ヤンヤン)

配達でプールを訪れた弁当屋の天闊(ティエンクォ)と出会い、次第に惹かれ合うようになるが、ティエンクォとの食事で帰宅が遅れたことで姉がボヤ騒ぎに巻き込まれてしまう。

それまで生活の中心は全て姉のサポートに捧げてきたヤンヤンは、姉を危険な目に遭わせてしまった罪悪感がぬぐえず、ティエンクォとの連絡を絶つことに。

一方姉のシャオポンは、自分のために私生活を捧げサポートしてくれる妹に感謝しながらも、どこかで煩わしくも感じていた…

3.【本当に泣ける台湾映画】聴説 hear me <主要キャスト>

3-1.秧秧(ヤンヤン) / 演:陳意涵(チェン・イーハン)

子供の頃から優秀な水泳選手だった姉を誇りに思い、パラリンピック参加を夢みる姉をサポートするため、自分の事は二の次で毎日プールに通っている。

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姉妹二人の生活は厳しく街頭芸などアルバイトをを掛け持ちする多忙な日々を送るが、大好きな姉の活躍を信じ笑顔を絶やさず献身的に尽くすしっかり者。

■陳意涵(チェン・イーハン)のプロフィール
本名:陳意涵(チェン・イーハン)
英語名:Ivy Chen(アイビー・チェン)

生年月日:1982年11月12日
出身:台湾台北
SNS:https://www.instagram.com/chenyihan1112/?hl=ja

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2002年のバラエティ番組【我猜我猜我猜猜猜】で注目される。大きな瞳が印象的なキュートなルックスで一躍人気者に。

2018年に主演を務めた【悲しみより、もっと悲しい物語(比悲傷更悲傷的故事)】は台湾映画No.1ヒットを記録。

私生活では2018年にドラマ監督許富翔(シュー・フーシャン)とオメデタ婚。現在は2児の母でもある。

3-2.天闊(ティエンクォ) / 演:彭于晏(エディ・ポン)

家業のお弁当屋の手伝いで小朋(シャオポン)がトレーニングするプールへ弁当を届けた際、手話で話す秧秧(ヤンヤン)に一目惚れし、学生時代に習得した手話で心を通わせる。

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秧秧(ヤンヤン)が姉のサポートに生活費を注ぎ、日々の食事代もままならない生活を送っていることに気づき彼女に弁当を作り始める。

■彭于晏(エディ・ポン)のプロフィール
本名:彭于晏(エディ・ポン)
英語名:Peng Yu-Yen

生年月日:1982年3月24日
出身:カナダ(国籍はカナダ)
SNS:https://www.instagram.com/eddiepeng0324/

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台湾で生まれ、13歳でカナダへ移住。
祖母が亡くなり台湾へ帰国した際、【愛情白皮書(あすなろ白書)】の監督楊大慶にスカウトされ芸能界入り。

あすなろ白書では瞿守治(取手治)役を好演した。

現在は、台湾のみならず中華圏で積極的に活動し大活躍している。

3-3.小朋(シャオポン) / 演:陳妍希(ミシェル・チェン)

聴覚障害を持ち、デフリンピック出場を目指し水泳選手として日々トレーニングに励む。

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自分を犠牲にして支えてくれる妹に感謝しつつも、どこかで重荷に感じぶつかり合うことも。

お互いを強く思い合うが故の葛藤は観る者の心を揺さぶります。


■陳妍希(ミシェル・チェン)のプロフィール
本名:陳妍希(ミシェル・チェン)
英語名:Michelle Chen
生年月日:1983年5月31日
出身:台湾台北市
SNS:https://www.instagram.com/yanxi531/

陳妍希(ミシェル・チェン)と言えば、【あの頃、君を追いかけた(那些年,我們一起追的女孩)】
超ヒット作で主役を演じ、一躍爆紅(人気爆発)となりました。

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2006年【天使のラブクーポン】で女優デビューし、その透明感ある美貌と演技力で人気を博す。
南カリフォルニア大学卒業で英語も堪能。

2016年に中国人俳優の陳曉(チェン・シャオ)と結婚しており、SNSで仲睦まじい家族写真をアップしています。

3-4.天闊(ティエンクォ)の両親 / 演:羅北安(ルオ・ベイアン)&林美秀(リン・メイシュウ)

豪快な笑顔で息子天闊(ティエンクォ)を温かく見守る両親。

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■羅北安(ルオ・ベイアン)&林美秀(リン・メイシュウ)

台湾では知らない人がいない俳優&女優。
お二人共に、台湾映画やドラマには欠かせない存在。

4.【本当に泣ける台湾映画】聴説 hear me <まとめ&感想>

障害を題材としたドラマや映画は、あまりにもその部分にフォーカスし過ぎているものが多いと感じていましたが、この映画は耳が聞こえないという事実は前提としてありながらも、耳が聞こえないからどうこうではなく、人間がしっかり描かれた素敵な映画です。

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また、ティエンクォの父母を演じるのは、おなじみの羅北安(ルオ・ベイアン)林美秀(リン・メイシュウ)の大御所ペア。
この二人が登場する時点で、既に安心感がハンパないですね。笑

引用元:Twitter

耳が聞こえないヤンヤンを温かく受け入れ、スケッチブックで会話しようとするたシーンはもう、涙腺が完全崩壊
あのシーンは本当に最高です。

ネタバレになるので明言は避けますが、観進めるうちに「あれ?どういこと?」と、ある疑問が沸き上がります。

そんな勘違いある~??って、ちょっとツッコミたくもなるちょっとしたどんでん返しがあります。

姉妹の愛、家族の愛、男女の愛、さまざまな温かい愛に溢れた力強い作品です。

とにかく、観終わった後に本当に観て良かったと心の底から思える温かい映画でした。

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