【模倣犯】台湾版は【模仿犯】宮部みゆきも絶賛!豪華キャストでNetflix配信中
Netflix配信開始以後、トップ10入りするなど高い注目を集めている台湾ドラマ『模仿犯』。
人気作家宮部みゆきの原作小説の台湾ドラマ化とあって話題性も高い本作。
原作小説のタイトルは『模倣犯』であり、
台湾版ドラマのタイトルは『模仿犯』。
実は、”倣”の字が違っているんです!
原作『模倣犯』を忠実に再現した実写版ではなく、あくまでも”『模仿犯』というドラマである”ことの表れでしょうか。
さっそく見ていきましょう。
1.タイトルに僅かな違い
1-1.タイトルの僅かな違いに原作者への敬意
原作小説『模倣犯』は1996年の日本を舞台にした物語であるのに対し、『模仿犯』は10年程前の台湾(台北)を舞台にしており、完全な意味で『模倣犯』を再現したドラマでありません。
原作を忠実に再現した実写版ではなく、あくまでも『模仿犯』というドラマであり、原作者宮部みゆきさんへの敬意が表れていると考えられます。
1-2.台湾版による最大の変更点
特に大きく違うのが、その主人公グォ・シャオチ(郭曉其)。
なんと、物語の主人公でありながら原作には登場しないんです!!
小説の実写化であるにも関わらず、原作に登場しない人物が主人公とは、なんとも大胆な変更点です。
1-3.グォ・シャオチを登場させた背景
原作小説を台湾で10話ドラマとする際に「キーパーソンが1人必要だ」と考え、グォ・シャオチを登場させたという台湾製作陣。
検事であるグォ・シャオチを演じたウーカンレン(呉慷仁)さんは、自ら本物の検察官を訪ねたそう。
この人物の持つ共感、思いやりを如何にシーンや場面に表現するかを考えました。
YouTubeより引用
それが”最も難しいことであった”と語りました。
役になりきり些細な心情にも寄り添う実力派俳優として知られたウー・カンレン(呉慷仁)さんらしい回答に胸が熱くなります。
2.台湾ローカライズによる様々な変更
言語や文化の違う国を舞台としてドラマ化された今作。
ストーリーの主軸はもちろん原作『模倣犯』を踏襲しながらも、細かな人物設定の変更や、文化的な要素も随所に取り入れられ「台湾」を楽しむ視線でも興味深いです。
台湾の検察官がピンクの法服を着用しているのも驚きました。
✔裁判官は青
✔検察官はピンク
✔弁護士は白
✔公設弁護人は緑
✔書記官は黒
✔公証人は赤色
台湾では上記がそれぞれの職務ごとの法服カラーとなっているそうです。
とっても恐ろしいストーリーですが、余裕があれば屋台での食事シーンやお葬式の雰囲気など、台湾風景にも注目してみてください!
3.宮部みゆきさんも絶賛の完成度
3月31日の配信開始前、主演を務めたウー・カンレン(呉慷仁)さんが来日されました。
そして、念願の宮部みゆきさんとご対面!
とにかく早く先が観たいです。
YouTubeより
本当に面白いし、すごくスリリングなドラマにして頂いたと思います。
と、その作品の完成度を絶賛された宮部みゆきさん。
原作者の立場と、ドラマ化を演じる俳優の目線で作品についてトークを繰り広げました。
4.実写版あるあるにならなかった本作
小説や漫画などを実写化すると、時として大きくイメージ違いとなったり安っぽい完成度にガッカリすることも多いですよね!
2002年に日本で『模倣犯』が映画化された際も、その完成度の低さから”失敗作”と騒がれました。
しかし今回の台湾版『模仿犯』は、原作者も絶賛のクオリティ!
とにかく重厚な空気感と、恐ろしく猟奇的な犯人の心情の表現も緻密で、見る者を圧倒するドラマになっていると思います。
原作を読んでいない人はきっと原作も読んでみたくなる!
そんな作品に仕上がっています。
5.まとめ
Netflix配信開始から高い注目を集めている台湾ドラマ『模仿犯』
人気作家宮部みゆきの原作小説『模倣犯』の実写化ながら、台湾版ドラマのタイトルは『模仿犯』と漢字に僅かな違いがみられます。
『模倣犯』を忠実に再現した作品ではないため、原作者宮部みゆきさんへの敬意の意味も込めタイトルを『模仿犯』としていると推測できます。
素晴らしい完成度で注目の『模仿犯』はキャスト陣も超豪華!
本当におすすめの作品ですので、是非注目してみてください。
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